道の駅スタンプラリーのスタンプをゲットするため「道の駅 北前船 松前」に行ったとき、すぐ「松前城」があるようなので立ち寄ってみました。
松前城の周辺は、松前公園として整備されていて、マツマエハヤザキやベニユタカなど松前町発祥の貴重な桜を含む約250種1万本の桜が植えられていて、桜の名所として有名です。
松前城は、北方警備の重要性から幕府が松前藩十七世藩主「松前崇広」に築城を命じたもので、高崎藩の兵学者市川一学が設計し、嘉永3年(1850)に着工、安政元年(1854)に完成した、日本最北に位置する、最後の日本式城郭です。
公式には、福山城ですが、備後福山城との混同を避けるため松前城とも呼ばれていたそうです。
明治8年までに、城内は開拓使によって取り壊しされましたが、その際に残された三層天守と本丸御門、東塀が昭和16年(1941)に国宝指定となりました。
しかし、昭和24年(1949)6月5日に役場が火災となった際の飛火によって天守と東塀は焼失。本丸御門(大手門)だけが残りました。
唯一残された本丸御門(大手門)は、昭和25年(1950)に重要文化財に指定されています。
現在の天守閣は、1960(昭和35)年に再建されたもので、松前城資料館として地下には福山城縄張図・松前奉行所図、1階には松前藩・松前神楽関係資料、2階には、松本家・アイヌ民族関係資料、3階には福山城古写真パネルが展示されています。
松前城資料館
所在地:北海道松前郡松前町字松城
電話番号:0139-42-2216
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:冬期休館(12月11日~4月10日)
入館料:大人360円、小人(小・中学生)240円、幼児無料(10名以上の団体 大人290円、小人190円)