「糠平温泉郷」は、十勝北部に位置する上士幌町にある温泉です。
大正8(1919)年に「湯元館」の初代経営者が大雪山の原生林の中に温泉を発見したのが始まりです。
その後、道路が整備されて、昭和9(1934)年には15件の宿が軒を並べ、道東屈指の湯治場として賑わいました。
現在は9軒の温泉宿やペンションが営業しています。
この日、日帰り入浴をしたのは「糠平温泉ホテル」です。
「糠平温泉ホテル」は、昭和4(1929)年に糠平で2番目の温泉宿として開業。当時は「旅館福島館」という名前でした。
「旅館福島館」という名前は、初代経営者の小野内己之松さんが福島県の出身だったからとか。現在は4代目が「糠平温泉ホテル」を経営しています。
日帰り入浴が利用できるのは、11:00〜19:00。
料金は、大人 700円、小人 300円、幼児(2歳以上) 200円です。
温泉は、湧出量毎分60.2㍑の湯量豊富な源泉かけ流し温泉です。
泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。
ホームページによると【適応症】は以下の通りです。
神経痛、筋肉痛、関 節痛、五十肩、運動 麻痺、関節のこわば り、うちみ、くじき、 慢性消化器病専疾、 冷え性、病後回復期、 疲労回復、健康増進、 きりきず、やけど、 慢性皮膚病、虚弱児 童、慢性婦人病
男性用の大浴場は、左右対称に湯舟や洗い場が配置されていて、真ん中に壁があった形跡がありました。また入り口も左右にあったので、以前は仕切って男性用と女性用だったんでしょうね。
女性用大浴場の方が新しそうです。
「糠平温泉ホテル」のすぐ裏には、「ぬかびら源泉郷スキー場」があります。
ラウンジの奥には、スキー客がスキーにワックスを塗る「チューンアップスペース」が設けられていました。
なお、「糠平温泉」はテレビ東京の番組で2022年10月に放送された「大久保・川村の温泉タオル集め旅⑥」で紹介されています。
糠平温泉ホテル
所在地:北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷南区35-1
電話番号:01564-4-2001
ホームページ:https://nukabira-onsenhotel.com/