少し前のことになります。
2023年11月にニセコ町にある「ニセコ蒸溜所」の見学ツアーに参加しました。
「ニセコ蒸溜所」は、新潟の地酒「八海山」が有名な「八海醸造」の関連会社です。
設立されたのは2019年2月で、後志産のカラマツ材をふんだんに使った「ニセコ蒸溜所」が完成したのが2020年12月と、まだ新しい蒸溜所です。
現在、「ニセコ蒸溜所」が商品として販売しているのは、ニセコアンヌプリの良質な伏流水（軟水）に、北海道産のヤチヤナギ、ニホンハッカをボタニカルとして使用した「ohoro」と名付けられたジンだけです。
その「ohoro GIN（スタンダード）」は、ISC2024カテゴリー最高賞トロフィーを受賞しました。
国際的な品評会で部門最高賞を受賞するのは、「ワールド・ジン・アワード 2024」に続いて2度目の快挙。世界中のジン愛好家から注目されています。
蒸溜所への来場やショップでの買い物、施設内にあるバーカウンターの利用は、予約なしでOKですが、専属のスタッフがウイスキーとジンの製造工程を説明してくれる「見学ツアー」は予約制です。
筆者が参加した2023年11月は無料で参加できましたが、現在は見学料として1,000円が必要です。
見学ツアーでは、ジンの蒸溜機やウイスキーの蒸溜機を見学しながら、どのようにジンやウイスキーが作られるのか、スタッフの方がわかりやすく説明してくれます。
説明が終わるとウイスキーが貯蔵されている建物へ。建物はウイスキーの良い香りがしています。お酒の飲めない人は具合が悪くなるそうです。
「ニセコ蒸溜所」がウイスキーを初めて蒸溜したのは2021年3月。ウイスキーが製品として飲めるようになるには、あと何年も樽の中で熟成の時を過ごさなければなりません。
はたして筆者が生きている間に飲めるのでしょうか。
見学ツアーの最後には、樽詰めする前の透明なウイスキー（ニューポット）の試飲できます。筆者は、車の運転があるので香りだけ楽しみました。
「ニセコ蒸溜所」の見学ツアーに参加する際は、ハンドルキーパーを確保するのがおすすめです。
ニセコ蒸溜所
所在地：北海道虻田郡ニセコ町ニセコ 478-15
電話番号：0136-55-7477
営業時間：10:00～17:00
定休日：無休
